これぞ子供を野菜好きに変える食育方法!?一緒に取り組めるお手軽家庭菜園

2015/10/20

おいしくて安全なものを食べさせたいけれど、有機栽培の野菜はお値段が張り、家計に響く......。そんなジレンマを抱える主婦の強い味方となるのが家庭菜園です。育てる過程を子供と一緒に楽しむことができれば、子供の野菜嫌いも克服できるかもしれません。

そこで今回は、手軽な紙コップ栽培から、苗から始める植木鉢栽培をご紹介。食育につながる家庭菜園を、親子で思いっ切り楽しみましょう!

手軽に始めるなら紙コップ栽培がおすすめ

鮮やかな色とさわやかな風味が特徴の「ラディッシュ」。見た目もかわいらしいこの西洋野菜は、なんと紙コップで簡単に栽培できます。準備するものは紙コップ(みそ汁カップのようなふた付きがベター)と園芸用の土、ラディシュの種のみ。

植え方の手順は次の通りです。

  1. 種が呼吸できるよう、紙コップの底に爪楊枝で5カ所くらい穴を開ける。ふたも同じ容量で穴を開ける。
  2. 園芸用の土を3分の2くらいの高さまで入れる。
  3. 5~10粒くらいの種を置き、上から水で湿らせた土をかける。

発芽を成功させるためには、とにかく土を乾燥させないことが重要です。フタ付きのカップを用意できない場合は、穴を数カ所開けたラップで代用してもよいでしょう。

発芽後は日当たりと風通しが良い窓辺やベランダに置きます。過度の水やりは根腐れの原因にもなるので、土の表面がうっすら乾いていることを目安に水を与えましょう。

5cmほど成長したら、いびつな形をした葉を選んで間引きをします。せっかく芽が出たのに摘み取ってしまうのはもったいないと思うかもしれませんが、養分を効率よく行き渡らせるためには必要なこと。全体の半分程度まで間引きをします。

見守ること約30日。土の表面に根元が赤くなったラディッシュがせり上がってきます。直径2~3cmになったところで収穫を。

基本の手入れは水やりのみという手軽なラディッシュ栽培。しかも、収穫後すぐに食べることができるので、収穫の喜びをダイレクトに感じられてうれしいですね。

子供が収穫の醍醐味を体感し、採れたてを食べる――。これぞまさに「食育」と言えるのではないでしょうか。

甘酢漬けやサラダに

ラディシュは別名「二十日大根(はつかだいこん)」とも呼ばれ、短期間で収穫できる野菜の代表格です。ビタミンCが豊富で、健やかな肌づくりや疲労回復に働きかけます。

おすすめの食べ方は、甘酢漬けやサラダ。鮮やかなラディッシュの赤色が食卓を彩り、目でも楽しませてくれますよ。

難しいミニトマトの種育成も苗なら失敗知らず!

家庭菜園でポピュラーな野菜といえば「ミニトマト」。種から育てるのはちょっと大変ですが、苗からなら、初心者でも簡単に育てることができますよ。ここでポイントとなるのが苗選びです。丈夫な苗の見極め方をチェックしておきましょう。

  • 茎が太く、真っ直ぐなこと。
  • 葉が大きく、変色していないこと。
  • 黄色いつぼみがあること。

品種としては千果、ぺぺ、イエローピコなどは甘みが強く、育てやすい品種として挙げられます。植木鉢は、浅すぎると根をしっかり張ることができないため、深鉢を選んでください。

ミニトマト栽培には横長のプランターよりも、苗1本に対して直径30cm×深さ30cmほどの植木鉢が適しています。

土が味の決め手!

苗と植木鉢が決まったら、次は土選びです。トマトが育ちやすいとされる土は弱アルカリ性です。加えて、生育に必要な栄養分を含んでいるものを選びましょう。市販の野菜用培養土やミニトマト専用の土がおすすめです。

丈夫な茎を選んでも、成長するにつれ、茎は支えきれなくなります。苗が50cmくらいに育ったら、1mくらいの添え木で支えてあげましょう。

日当たりと風通しが良い場所で育て、花が咲き終わったころを目安に追肥を。真っ赤に色づくのを待ちます。

育てることで無農薬の価値を改めて再確認

簡単とはいえ、野菜を育てるのは手間がかかります。手をかけるほど収穫したときの喜びは大きくなるもの。子育てにも良い影響を与えてくれます。

また、農薬を使わないことで、ときには虫がついたり、病気にかかったりすることもあるかもしれません。その場合は園芸店に相談をし、適切な処置をしましょう。

家庭菜園を楽しめると同時に、市販されている有機栽培や無農薬野菜の価値を改めて実感するきっかけにもなるのではないでしょうか。

実りの楽しみ、収穫の喜びを家族で共有

自分の手で育てた野菜たち。愛着もひとしおのことでしょう。採れたての野菜は味も抜群! 収穫から時間が経った市販品とではその違いは歴然です。野菜嫌いな子供も、その新鮮なおいしさに触れ、好き嫌いを克服できるかもしれません。

食の安心・安全は、考えだすときりがなく、ときにストレスになってしまうことがあります。まずは自分で育てることから始め、楽しみながら食と向き合ってみてはいかが? 実りの楽しみや収穫の喜びを子供と、家族と共有することも食育のひとつ。ぜひ、手軽な野菜から始めてみてくださいね。

[ 参考 ]