見た目も影響する料理の味「おいしそう!」から「おいしい!」への盛り付けテクニック

2015/10/20

せっかく作った料理。おいしくできたはずなのに、お皿に盛り付けた途端、なんだか残念な印象になってしまったことはありませんか?

料理で一番大切なのは「おいしさ」にあることで間違いありませんが、「見た目」も味に大きく影響します。「おいしい」をより引き立てる、盛り付けの基本テクニックをご紹介しましょう。

和食の盛り付け方

大皿にこんもりと盛り、豪快に出してしまいがちな煮物や野菜の炊き合わせ。お店のように美しく見えないのはなぜでしょう。

それはズバリ、 器に対して料理の量が多すぎるからです。大皿料理としてテーブルに置きたいときは、大きさ(直径)よりも、深さのある器を選び、「山型」に盛り付けることでおいしさを演出することができます。

また、お刺身や前菜の盛り合わせなどを1枚のお皿に盛り付ける場合は、「三角構図」がポイントになります。それぞれの料理が三角になるようイメージしながら料理を置いていきましょう。このとき、お皿の余白が3割くらいになると、さらに上品な印象に。

汁物をお椀に盛るときは、汁は全体の7割程度に。表面から具が立体的に見えるように盛り付けます。汁よりも具の割合が気持ち多いほうが、美しく見えます。

視覚効果としては、器の色や柄、食材の配色も考えて盛り付けることをおすすめします。和食ならではの繊細さを、器と料理で演出しましょう。

洋食の盛り付け方

洋食は基本、ナイフとフォークでいただきます。食べやすいようにメインとなるお魚やお肉はお皿の中央に置き、付け合わせの野菜は皿の奥に配します。このとき、それぞれの料理を立体的に置くことで洗練された世界を描くことができます。配色は赤、黄色、緑がベースとなるよう、メイン料理や付け合わせを考えるとよいでしょう。

もうひとつのテクニックとしては、ワンプレートでハンバーグ、付け合わせ、サラダ、ライスを皿に盛り付ける場合、大胆にすべてを重ねてみましょう! 丸くかたどったライスの上にハンバーグ、付け合わせの野菜ソテー、最後にサラダを散らすようにのせていきます。お皿に余白を持たせ、高さを意識することでカフェごはんのようなイメージに!

パスタの場合は、フライパンからダイレクトに盛り付けるのはNG。トングで1回につかめるパスタの量を調整し、お皿の中央で手首をクルッと回します。これを数回繰り返すと、美しい山型に盛り付けることができますよ。

パルメザンチーズやパセリのみじん切りを添える場合は、高い位置からパラパラと降らせるようにふりかけ、お皿の余白にこぼれるようにするとセンスが光る一皿に。

料理をおいしく演出するお皿の選び方

料理をおいしく見せる陰の立て役者といえばお皿や器。家庭料理もお皿に少しこだわるだけでクオリティーがワンランクアップしますよ。

数はそれほど多く揃える必要はありません。収納スペースと相談をしながら、基本の形と色を揃えておくことをおすすめします。

まずは白いお皿。和洋中、どんな食材にも合う万能選手です。大皿、銘々皿、大小の鉢(ボウル)など、盛り付ける料理をイメージして選びましょう。また、黒いお皿やガラス食器もなにかと重宝するので揃えておくと安心です。

盛り付けの基本を押さえておけば、食器の種類は自由な発想で選んでも失敗は少ないでしょう。たとえば、和食器にあえてパスタを盛り付けたり、漆器にデザートをあしらったり......。斬新な使い方をすることで料理の印象アップにつながることも。

見た目にこだわった料理の盛り付けは、食事への期待度を高めてくれます。毎日の食事はもちろん、おもてなしやホームパーティに役立ててみてはいかが?