ライスミルクでヘルシーな生活を!イタリア編

2015/10/20

ヘルシー志向が高いイタリアでは、以前から植物性ミルクが愛飲されていました。ポピュラーなのは、日本でもブームになったアーモンドミルク、次いでソイミルク(豆乳)です。最近ではお米から作る「ライスミルク」が人気を呼んでいます。

カロリーが高くなりがちなイタリア料理に比べると格段にヘルシーな和食。お米から作るライスミルクも同様の評価を得ているのがその理由のよう。イタリアのライスミルク事情をお伝えします。

イタリアの食生活事情

もともとイタリア人の一般的な食生活は、野菜やフルーツ、豆類を1番多く摂り、次にパスタやパン、オリーブオイル。牛肉のステーキは1カ月に1度という健康食のお手本「地中海式料理」がベースとなっていました。

子供にまで拡がる深刻な肥満問題

ところが、近年ではファストフードや冷凍食品の台頭により食の地域性が失われ、画一的な食事がとられるように......。結果、高カロリー・高脂肪な食生活をする人が増えています。

なかでも、子供の肥満は深刻な社会問題になっており、イタリアの厚生労働省「Ministero della Salute」によると、6~17歳の子供の26.9%が肥満傾向にあるそうです。

このような現状をみると、ライスミルクのように低脂肪・低カロリーである植物性ミルクが注目されるのも納得ですね。

小麦粉は「グルテンフリー」にチェンジ!?

パスタやピザなど、小麦粉を使った料理を好むイタリアでは、グルテンフリー食も注目されています。小麦や大麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種であるグルテンには、食欲を促進させる働きがあり、パンやスイーツを食べだすと止まらないという現象を起こすといわれています。

最近ではグルテンを含まないグルテンフリー食品が出回るようになり、パスタやパンなどが市販されています。ライスミルクもその仲間とそして受け入れられているようです。

イタリア人はいつも元気で明るく、健康そうに見えますが、実は意外とデリケート。ちょっと体に不調を感じると、すぐに大事をとって休んだり、出かける約束を断ったりします。そのため、慢性的な疲労感や頭痛を緩和させる効果を期待し、グルテンフリー食を選ぶ人も多いようです。

注目の的になっているライスミルクの栄養価

動物性の食品をまったく摂らない食生活を送る「ビーガン」にとって牛のお乳はNG。また、乳糖不耐症という体質が理由で、牛乳を避ける人もいます。このように、牛乳で栄養を補えない人にとって、ライスミルクが代替品になることで、栄養バランスをキープすることができます。しかも、その栄養価は牛乳以上という声も。

ライスミルクは、良質な炭水化物やカルシウム、プロテインを含みます。また、ほかの植物性ミルクと比べると、脂肪分が少なく、食物繊維、ビタミンA、B、D、ミネラルが多いのも特徴です。そのため、イタリアでは、ダイエット中の栄養補給飲料としても推奨されています。

イタリアのライスミルクにはオイルが入っていた!

イタリアのスーパーに並ぶ一般的なライスミルクのパッケージをみると、原材料のお米と水、塩のほか、オイルが入っているものがあります。こめ油(米糖から生成される植物油)、サンフラワーオイル(ひまわり油)など、その種類はさまざま。日本で販売されているライスミルクで含有されているものはあまり見かけません。

イタリアのライスミルクは、口のなかにまとわりつくようなねばりを感じます。牛乳の脂肪分も日本のものと比べると高いので、コクがあります。ライスミルクにオイルを加えることで甘みが増し、イタリア人好みの味わいになることがオイル添加の理由かもしれません。日本のものと飲み比べてみるのも楽しそうですね。

万国共通!
健康志向が高い人が取り入れるライスミルク

植物性ミルクに関心が高いイタリア人にとって、優れた栄養バランスをもつライスミルクは、アーモンドミルク、ソイミルクをしのぐ勢いで売り上げを伸ばしています。

子供の肥満対策やダイエット時の栄養補給としてはもちろん、グルテンフリー派やビーガンの人の飲料として、今後ますます注目が集まることでしょう。

[ 参考 ]